MATCH PREVIEW
令和のホーム初陣でリーグ戦連勝を
リーグ戦開幕10試合を終え、セレッソは3勝2分5敗の11位。上位浮上のためにも…、ここまで1勝1分3敗と苦戦が続いているホームできっちり勝利をつかみたい。
先週末のJ1第10節は、アウェイで松本山雅FC戦と激突。YBCルヴァンカップで結果を残してきたブルーノ メンデスや水沼宏太、藤田直之、瀬古歩夢らが先発に名を連ねるなど、スタメンを大幅に変更して臨んだ。すると序盤から攻守にハードワークを貫き、深みのある攻撃で相手を圧倒。ブルーノ メンデス、奥埜博亮のゴールで2-0と快勝し、リーグ戦5試合ぶりの白星を手にした。さらに水曜日に開催されたルヴァンカップのグループステージ第5節名古屋グランパス戦では、今度はリーグ戦で主軸を担っていたメンバーが意地を見せる。15分、40分とソウザのセットプレーを起点に片山瑛一、舩木翔が立て続けにゴール。舩木にとっては、うれしいトップチームでの初得点となった。また、前線では柿谷曜一朗を中心に次々とチャンスを構築。結果的には後半に2失点を許して2-2のドローに終わったが、それぞれが存在感を見せ、敵地で貴重な勝点1を積み上げた。
公式戦4試合無敗と復調してきた中で迎える今節は、新元号「令和」となって初めてのホームゲーム。迎え撃つのは、こちらも公式戦4連勝中と好調の6位・横浜F・マリノスだ。アンジェ ポステコグルー監督のもと成熟させてきた攻撃的なスタイルはそのままに、今シーズンは守備面の安定感も向上。5得点を挙げて前線を牽引しているマルコス ジュニオールら新戦力も着実にフィットしており、厳しい相手と言えるだろう。
それでも、各選手が存在感を高め、チーム内の競争がより活発になってきた現在のセレッソにはエネルギーが溢れている。また、開幕直後はどうしてもポジショナルサッカーの構築に意識が傾いていたが、“結果”を出した選手がピッチに立つ健全な競争によって、今は必然的に“結果”を求める意識がチーム全体にある。前節の松本戦後、奥埜も「いい競争ができることで、チームとしてもレベルが上がる。みんなで切磋琢磨していきたい」と話したとおり、今節も選手個々が貪欲に結果を追い求めることで、令和のホーム初勝利、そしてシーズン初のリーグ戦連勝を果たす。

TODAY’S MATCH
セレッソ大阪
vs 横浜F・マリノス
-
- セレッソ大阪

DF 22 マテイ ヨニッチ
勝利のために体を張る桜の門番
ここまでリーグ戦1…0試合を戦い終えて、喫した失点は「8」。その中で守備の要として全試合フル出場を続けているのがマテイ ヨニッチだ。今シーズンはつなぐスタイルをチームとして志向する中、ビルドアップにもチャレンジしているが、失点につながりそうな局面で体を張って相手のゴールチャンスを防ぐ守備力も健在。「リーグ戦10試合で完封すること」を目標に置く中、すでに前節で無失点試合は「4」を数えている。
今節の相手は、ビルドアップが特長的で、爆発的な攻撃力を誇る横浜F・マリノス。ヨニッチの仕事量も増えそうだが、「前節はポジティブなゲームができた。今節も自信を持って試合に臨みたい」と背番号22の目には勝利しか見えていない。体を張って最後尾を守る彼の雄姿が、今節もカギを握る。(文=小田尚史)
セレッソ大阪 選手リスト
- 1 GK 圍 謙太朗
- 2 DF 松田 陸
- 3 DF 木本 恭生
- 4 DF 藤本 康太
- 5 MF 藤田 直之
- 6 MF レアンドロ デサバト
- 7 MF 水沼 宏太
- 8 FW 柿谷 曜一朗
- 9 FW 都倉 賢
- 10 MF 清武 弘嗣
- 11 MF ソウザ
- 13 FW 高木 俊幸
- 14 DF 丸橋 祐介
- 15 DF 瀬古 歩夢
- 16 DF 片山 瑛一
- 17 MF 福満 隆貴
- 19 FW 澤上 竜二
- 20 FW ブルーノ メンデス
- 21 GK キム ジンヒョン
- 22 DF マテイ ヨニッチ
- 23 DF 山下 達也
- 24 FW ウェリング ピアス
- 25 MF 奥埜 博亮
- 26 MF 秋山 大地
- 27 GK 丹野 研太
- 28 FW 中島 元彦
- 29 DF 舩木 翔
- 30 MF 大山 武蔵
- 31 FW 山根 永遠
- 32 MF 田中 亜土夢
- 33 FW タワン
- 34 FW 山田 寛人
- 35 MF ポンラヴィチュ
- 36 MF 斧澤 隼輝
- 38 MF 西本 雅崇
- 39 MF 丸岡 満
- 40 FW 安藤 瑞季
- 45 GK 茂木 秀
- 51 MF 西川 潤(JFA・Jリーグ特別指定選手/2種登録)
- 出場停止選手
-
- 横浜F・マリノス
横浜F・マリノス 選手リスト
- 1 GK 朴 一圭
- 2 DF ドゥシャン
- 4 DF 栗原 勇蔵
- 5 DF ティーラトン
- 6 MF 扇原 貴宏
- 7 FW 大津 祐樹
- 8 MF 喜田 拓也
- 9 FW マルコス ジュニオール
- 10 MF 天野 純
- 11 MF 遠藤 渓太
- 13 DF チアゴ マルチンス
- 14 MF 山田 康太
- 16 DF 高野 遼
- 18 DF 広瀬 陸斗
- 19 MF 中川 風希
- 20 FW 李 忠成
- 21 GK 飯倉 大樹
- 23 FW 仲川 輝人
- 26 MF イッペイ シノヅカ
- 27 DF 松原 健
- 30 FW エジガル ジュニオ
- 31 GK 杉本 大地
- 32 GK 原田 岳
- 33 DF 和田 拓也
- 38 FW 山谷 侑士
- 40 MF 椿 直起
- 41 MF 三好 康児
- 44 DF 畠中 槙之輔
- 出場停止選手
チームスタッツ
![]() |
横浜FM ![]() |
|
---|---|---|
0.7(16) | ゴール | 1.4(5) |
10.9(15) | ドリブル | 15.1(2) |
15.0(8) | クロス | 17.1(2) |
533.7(7) | パス | 628.7(3) |
2.1(13) | インターセプト | 1.7(17) |
24.0(7) | クリア | 24.1(6) |
17.9(18) | タックル | 21.4(11) |
9.8(10) | シュート | 13.0(1) |
※試合平均値。 () 内はリーグ順位
RADAR CHART




走行距離ランキング

- 1位 25 MF 奥埜 博亮 12.42km
- 2位 7 MF 水沼 宏太 11.77km
- 3位 5 MF 藤田 直之 11.53km
- 4位 9 FW 都倉 賢 11.34km
- 5位 20 FW ブルーノ メンデス 10.92km

- 1位 10 MF 天野 純 12.95km
- 2位 8 MF 喜田 拓也 12.01km
- 3位 11 MF 遠藤 渓太 11.97km
- 4位 18 DF 広瀬 陸斗 11.89km
- 5位 5 DF ティーラトン 11.12km
PICK UP
DF 14 丸橋祐介


「しっかり勝って、みんなで喜び合いたい」
――前節の松本山雅FC戦では内容も伴った勝利を挙げました。手応えも残った試合になったのでは?
「そうですね。多少メンバーも変わって、つなぐところはつないで、ハッキリ蹴るところはハッキリと裏に蹴るという、使い分けがうまくできたかなと思います。キヨくん(清武弘嗣)を中心にボールも回せて、縦に速い攻撃もできたことはプラス。サイドの裏も狙っていましたし、そこに都倉(賢)さんやブルーノ(メンデス)が流れて、そこから得点も生まれたので、うまくいった試合だと思います」
――今節の相手である横浜F・マリノスは、松本とはスタイルが異なる相手になりますが?
「(横浜FMは)つないでくるし、前線に速い選手もいるので、難しい試合になるとは思いますが、相手のディフェンスラインは結構、高いので。僕たちがうまく裏を使うことができればチャンスは作れると思う。そこは狙っていきたいですね」
――対面が予想される仲川輝人選手は前節もゴールを奪っています。
「速いですし、得点能力もあるので、気をつけたい選手です。できるだけ自由にさせないように、周りともうまくコミュニケーションを取りながら厳しく対応したいです」
――ちなみに、横浜FMにはアカデミー時代の後輩である扇原貴宏選手が在籍しています。最近も連絡は取っていますか?
「たまに、ですね(笑)。当時から仲は良かったですけど、今はすぐに会える距離でもないですからね。それに、いっぱい連絡を取っていたら気持ち悪くないですか?(苦笑) もちろんセレッソを離れてからも(扇原のことは)気にはしていますよ。『試合に出ているかな?』、『点、取ったかな?』とか。昨シーズンはキャプテンもやっていましたよね。それくらいのポテンシャルはある選手だということはみんな分かっていますし、後輩が頑張っているのはうれしいですよ」
――最後に、今節に向けてサポーターの皆さんへメッセージをお願いします。
「最近はリーグ戦のホームゲームで勝てていないので、今節はしっかり勝って、試合後にみんなで喜び合いたいと思います。応援、よろしくお願いします!」
取材・文=小田尚史
桜一筋を貫くバンディエラ
インタビュー中に扇原貴宏の話題が出たが、前節の松本山雅FC戦では扇原と同じ年で丸橋の1学年後輩の永井龍とも対戦。アカデミーの後輩については「どこでプレーしていても気になる」と丸橋。昨オフには、丸橋と同じ年の山口蛍がヴィッセル神戸へと移籍し、2年後輩の杉本健勇は浦和レッズへ移籍。それぞれが別の道を歩む中、丸橋はトップ昇格から今シーズンまでセレッソ一筋で、今シーズンが11年目。まさに“バンディエラ(旗頭)”と呼ぶにふさわしい存在であることは間違いない。(文=小田尚史)
スタジアムグルメ情報

<1>「大宮ブランカフェ」フルーツクレープ 500円
トッピングにこだわり、いちごの美味しい時期に、生のいちごを使用します。果物によく合う吟味したホイップクリームとバニラビーンズ入りのカスタードクリームの両方を加え、バランスのいい味に仕上げました。
<2>「トリヤマ社中」和牛キーマカレー 800円
水を使わず、素材の持つ水分で作るこだわりのカレーです。
<3>「初亀」ローディットポテト 500~800円
「ローディッド(loaded)」は、英語で「積み込んだ・積載した」という意味です。山盛りのポテトフライに明太子、マヨソース、ケチャップ、当店オリジナルBBQソースをかけてお召し上がりいただきます。また、人気のなが~いドイツソーセージもおすすめです。
<4>「たこ焼道楽わなか」たこ焼き 500円
わなかオリジナルブレンドのミックス粉を特注の銅板で外はカリッと、中はトロリと美味しさを閉じ込めたたこ焼をお召し上がりください。
<5>「まこと屋」牛じゃんラーメン 500円
1本5kgもある牛骨を特殊な大型圧力寸胴を使い炊き出した濃厚牛骨白湯スープが自慢です。創業以来、研究を重ね旨さを極めた味です。そこに合わせる麺は、小麦の風味にこだわった細ストレート麺に仕上げております。三段熟成されたコシのある細麺はスープがよく絡み、濃厚でクリーミーな牛スープと相性抜群です。お店の味をそのまま再現いたしました。ぜひ、ご賞味ください。
<6>「空とぶからあげ」空とぶからあげ 500円
当店ではこめ油を使用しています。食べ応えのある大ぶりの鶏肉のモモ肉を木下オカンの秘伝の塩ダレにじっくりつけこんで旨みを閉じ込めたやみつきになる旨さです。
<7>「PIZZA ROTOLO(ピッツァ・ロトロ)」マルゲリータ 700円
ナポリピッツァの定番のマルゲリータ。イタリアから輸入した石窯で焼き上げます。飽きのこない人気で毎回でもサポーター様に食べていただけると思います。
<8>「SAKURA BAR(エースケータリング)」キャラメルポップコーン 500円
オリジナルバケットを購入いただくと、キャラメルポップコーンの「おかわり」が可能に! お土産に最適なプレミアムポップコーンも販売しております。
<9>「SAKURA KITCHEN」セレッソドッグ 400円
ニッポンハムのシャウエッセンをパンに挟んだ「セレッソドッグ」。トッピングはお好みに合わせて召し上がれ♪ 「セレッソドッグ」は何本でも食べられる飽きない美味さ! ソーセージの食感にこだわった一品です。今年のスタジアムグルメはこれで決まり!
<10>「雀のお宿」とろ~り焼き 700円
「たこ焼き+お好み焼+焼きそば」=「当店発祥のとろ~り焼き」。かつおダシを丁寧にとり、生地にたっぷり練り込み、生麺を絶妙に茹で上げた麺を使用することでモチモチの食感と独自生地の食感、そしてオリジナルソースで召し上がっていただく、新しいスタイルの粉ものです。サクラエビもトッピングできます。
<11>「MMP」勝利の焼きそば 600円
“セレッソバルのやきそば”「勝利のやきそば」は、熱いサポーターともに2019シーズンも頑張りたいと決意しています。麺にこだわった最高級のやきそばをご提供します。
<12>「KOTORI DELI」手羽トロ唐揚げ 500円
手羽トロ唐揚げは当社の登録商標商品です。手羽元から骨だけ抜いた肉を手羽トロと名付け唐揚げにしました(1羽から2個しかとれない部位です)。見た目はモモ唐揚げにそっくりですが、プリプリとした食感とジューシーな肉汁が特徴です。味はしょうゆ、塩、カレー、梅の4種類をご用意。
<13>「串かつしんや」串かつセット 500円~
大阪名物串かつ。生パン粉デ揚げる事によりサクサクッとした食感はあっさりとしていて、女性にも人気のソウルフード。
<14>「ホルモン倶楽部」ホルモン丼 500円
ごく少ししかとれない部位で、長居に来ないと食べれないレアなホルモンです。セレサポにお腹いっぱいになっていただきたいので、低価格で提供しています。
<15>「肉の達人」霜降り牛肉 900円
一つひとつ手切り調理をしています。焼き加減にはすごく気を入れ、お肉が一番柔らかく、美味しくなる状態を維持することを心掛けています。そのため、焼き直しなどもあるかと思います。
<16>「オムライス喜久屋」オムライス サクラ明太子ソース 700円
バター香るケチャップライスにふわとろ玉子をのせて、濃厚クリームに明太子を混ぜ合わせたソースをかけて提供します。
<17>「満腹食堂」蒸し鶏と季節野菜のフォー 800円
あっさりとしたヌードル、「フォー」を香味野菜とともに鶏ガラスープで煮込んだチキンスープに入れました。トッピングには季節の野菜と蒸し鶏で、満足感はありつつ、もたれない美味しい麺に仕上げています。
<18>「洋食dining KIYO」こだわり洋食屋さんのオムそば 500円
洋食ならではのこだわった中濃ソースをブレンドし、焼きそばと絡ませた麺を、ふわふわ卵で巻き込んだオムそば。上からかけるソースはセレッソのホームカラー、ピンク色を明太子ソースでご用意させていただきました。これをオムそばと絡めて召し上がっていただくと絶品。
<19>「和牛工房ゆかり」勝利のさくら丼 1000円
肉卸直営店だから提供できる特選国産ハラミと国産豚ベーコンをはみ出るくらいに乗せ、セレッソカラーであるピンクソース(ケチャップとマヨネーズを混ぜた)をかけています。個数限定販売です!!
<20>「やまびこ」チキンケバブサンド 500円~
オリジナルのタレに一日漬け込んで、大きい塊にしている鶏肉を目の前でグリルし、焼けたところから削いでいきます。パン(2種類)とソース(5種類)を選んでいただき、サニーレタス、トマト、オニオンの野菜と一緒にサンドします。
<A>「エースキッチン」※C2、E3ゲート付近
セレッソサポーターに人気のエースキッチンがバラエティに富んだグルメと飲み物をご用意します。
<B>「SABROSO(サブロッソ)」※G2ゲート付近
・ソーセージコンボ(5種盛り) 500円
・和風とりから 500円
・ホットドッグ 500円
・チキンスティック 400円
・ハートランドビール、キリン一番搾りスタウト(黒生ビール)、ハーフ&ハーフ いずれも550円
<C>「サーティワンアイスクリーム」※G2ゲート付近
フレーバーはオレンジソルベ、チョコレートミント、チップドチョコレート、キャラメルリボン、バニラ、ベリーベリーストロベリー、ポッピングシャワーの人気7種。各400円。
<D>「鶴心」※G3、I2ゲート付近
G3ゲート付近の売店イチオシは、新商品「ローディットポテト」。「ローディット」とは「山盛り」のこと。見た目の迫力からアメリカで話題のメニューです! イチボステーキ載せと、サーモンアボカド載せの2種類(各900円)を販売。日本ハムセット2019(800円)も好評販売中です。また、長居名物・鶴心秘伝のからあげ、今回の限定メニューはピリ辛ジンジャーソースと大根おろしでご賞味いただく「スパイシーおろしジンジャーソース」(500円)です。
<E>「しげちゃんのからあげ」※H2ゲート付近
・からあげ 500円
・だし巻き 600円
・生ビール 550円
<F>「カプリスのチーズホルモン」※H2ゲート付近
・チーズホルモン 650円
<G>「バラエティシロップかき氷」※H2ゲート付近
・バラエティシロップかき氷 500円
※いちご、マンゴー、黒蜜きな粉、抹茶の4種類
<H>「セレバー」※I2ゲート付近
ピンクの強炭酸、ストロングセレチューハイ(500円)を販売! 大人気タピオカドリンクも販売。ミルクティー、ストロベリー各400円。
SAKURA SOCIOプライム会員の皆さまへ
SAKURA SEAT専用ラウンジ

〇ラウンジ限定日本酒(各500円) ◎久保田酒造 相模灘 槽場詰め純米吟醸 無濾過生原酒 美山錦 1800ml 1本 ◎熊澤酒造 天青 吟望 純米酒 1800ml 1本 ※なくなり次第終了となります
SAKURA DIARY

悔恨を糧に、挽回を心に誓う
水曜日に名古屋グランパスとYBCルヴァンカップのグループステージ第5節を戦った翌日。リカバリーを終えて引き上げてきた高木俊幸に試合を振り返ってもらうと、「3点目を決めていれば試合も決まっていた。自分の決定力の無さに悔しさしかない。内容も伴った試合になっていただけに、勝ち切れなかった責任を感じる」と反省の弁を述べた。後半、高木に訪れた決定機は2度。田中亜土夢のパスを受けてGKと一対一になった52分のシーンと、1点差に追い上げられた後、舩木翔からのクロスを中で合わせた78分のシーンだ。「どちらも決めないといけなかったけど、特に2つ目はいろいろな心理が働いてしまった。前のディフェンスが気になったり、ボールに対して前に入り過ぎたり。生粋の点取り屋は、自分の間合いに引き込むと思う。もっと練習しないといけない。感覚を自分に染み込ませないといけない」。
ペトロヴィッチ監督時代の浦和レッズではシャドー、尹晶煥前監督のもとでは4-4-2の左サイドMFが定位置だった。いわゆる“ストライカー”ではない。それでも、「FWとしてサッカー人生を始めた。東京ヴェルディのアカデミー時代もFWとしての動きは教え込まれた」と言い訳はしない。「こんな言い方をしていいか分からないけど、入る時は入る。次、同じ場面が来たら決めたい」。試合後の夜はいろいろなことを考えて、なかなか気持ちを消化することができなかったようだ。幸い、ルヴァンカップのCグループでセレッソは依然として首位。挽回のチャンスは、まだまだ残されている。(文=小田尚史)
maishima topics
名古屋グランパス戦の翌日は、全体練習が急遽、非公開に変わった。今節の横浜F・マリノス戦に向けた戦い方を落とし込んでいたのだろう。前節の松本山雅FC戦でリーグ戦では5試合ぶりの勝利をつかんだこともあり、引き上げてくる選手たちの表情は一様に明るかった。今節の相手は、順位が上の横浜FM。上位を倒して連勝を果たし、一気に反撃の狼煙を上げたい。(文=小田尚史)


STANDINGS
2019明治安田生命J1リーグ
順位表 (第10節終了時点)
順位 | チーム名 | 勝点 | 勝 | 分 | 負 |
---|---|---|---|---|---|
9 | 浦和 | 17 | 5 | 2 | 3 |
10 | 湘南 | 14 | 4 | 2 | 4 |
11 | C大阪 | 11 | 3 | 2 | 5 |
12 | 松本 | 11 | 3 | 2 | 5 |
13 | 神戸 | 10 | 3 | 1 | 6 |
14 | 磐田 | 9 | 2 | 3 | 5 |
順位 | チーム名 | 勝点 | 勝 | 分 | 負 |
---|---|---|---|---|---|
1 | FC東京 | 24 | 7 | 3 | 0 |
2 | 名古屋 | 20 | 6 | 2 | 2 |
3 | 大分 | 20 | 6 | 2 | 2 |
4 | 川崎F | 19 | 5 | 4 | 1 |
5 | 札幌 | 18 | 6 | 0 | 4 |
6 | 横浜FM | 18 | 5 | 3 | 2 |
7 | 広島 | 17 | 5 | 2 | 3 |
8 | 鹿島 | 17 | 5 | 2 | 3 |
9 | 浦和 | 17 | 5 | 2 | 3 |
10 | 湘南 | 14 | 4 | 2 | 4 |
11 | C大阪 | 11 | 3 | 2 | 5 |
12 | 松本 | 11 | 3 | 2 | 5 |
13 | 神戸 | 10 | 3 | 1 | 6 |
14 | 磐田 | 9 | 2 | 3 | 5 |
15 | G大阪 | 8 | 2 | 2 | 6 |
16 | 清水 | 8 | 2 | 2 | 6 |
17 | 仙台 | 7 | 2 | 1 | 7 |
18 | 鳥栖 | 4 | 1 | 1 | 8 |