MATCH PREVIEW
ハイプレスから好機を作り、勝利をつかみたい
リーグ再開後3勝1敗と好調のセレッソ。暑さが増していく中、厳しい戦いが続いてい…くが、今節も白星をつかんで上位戦線に踏みとどまりたい。
前節はアウェイでサンフレッチェ広島と対戦。序盤からテンポ良くボールを回してリズムをつかみ、20分には先制点を奪う。坂元達裕がサイドで得意の一対一を仕掛けて右足でクロス。これが相手DFのオウンゴールを呼び込み、貴重な先制点となった。1-0で迎えた後半も主導権を掌握。50分に清武弘嗣がショートカウンターから相手を引きつけ、藤田直之にラストパス。背番号5が冷静にGKの動きを見てシュートを流し込み、セレッソ加入後初ゴールとなる追加点を挙げた。しかし、直後の53分にPKで失点すると、その後はオープンな展開に。互いに攻め合うが、守護神キム ジンヒョンのビッグセーブもあり、そのまま2-1で勝利。接戦をモノにし難敵から貴重な勝点3を持ち帰った。
激戦から中3日。今節ホームで相まみえるのは、アンドレス イニエスタやセルジ サンペールといった名だたる名手を擁するヴィッセル神戸。昨シーズン、リーグ戦で14得点を記録したドウグラスを新戦力に加え、破壊力が増した攻撃陣は脅威だ。だが、トーマス フェルマーレンやダンクレーといった守備のキーマンは欠場が続いており、つけこむ隙は十分にある。神戸はGKからパスをつないで攻撃を組み立てるスタイルを貫くが、ディフェンスラインでのパスミスが散見される。広島戦でも見せたようにセレッソがハイプレスを機能させられれば、試合を優位に運べるはずだ。
J1リーグはここまで4勝1敗の2位。強敵が相手だがホーム戦で連敗するわけにはいかない。0-2で敗れた名古屋グランパス戦の悔しさをぶつけ、今節こそ長居で白星をつかみ、後押しするサポーターとともに勝利の凱歌を上げたい。

TODAY’S MATCH
セレッソ大阪
vs ヴィッセル神戸
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- セレッソ大阪

MF 25 奥埜 博亮
攻守で躍動する桜のキーマン
昨シーズンに続き、…FWでのプレーが続く奥埜博亮。リーグ再開初戦のガンバ大阪戦では、前線で相手DFと駆け引きしてフリーになり、丸橋祐介のクロスにうまく合わせてネットを揺らすと、続く清水エスパルス戦でも、再び丸橋のスルーパスに絶妙なタイミングで抜け出し、ゴールを決めた。それでも「決定力は他のFWの選手のほうが優れていると思う。その中でも、僕自身ができるプレーはまた別にあると思う」と自ら話すように、彼の持ち味は得点力だけではない。むしろ、味方を“生かし、生かされる”プレーにこそ彼の特長がある。
今節も、ポゼッションに長けたヴィッセル神戸に対し、守備ではプレスのスイッチを入れること。攻撃では、時に引いて起点となり、時に裏に抜け出してスペースを作ること。状況に応じた味方との連係に注目したい。(文=小田尚史)
セレッソ大阪 選手リスト
- 1 GK 永石 拓海
- 2 DF 松田 陸
- 3 DF 木本 恭生
- 4 DF 小池 裕太
- 5 MF 藤田 直之
- 6 MF レアンドロ デサバト
- 8 FW 柿谷 曜一朗
- 9 FW 都倉 賢
- 10 MF 清武 弘嗣
- 11 MF ルーカス ミネイロ
- 13 FW 高木 俊幸
- 14 DF 丸橋 祐介
- 15 DF 瀬古 歩夢
- 16 DF 片山 瑛一
- 17 MF 坂元 達裕
- 18 FW 鈴木 孝司
- 19 FW 澤上 竜二
- 20 FW ブルーノ メンデス
- 21 GK キム ジンヒョン
- 22 DF マテイ ヨニッチ
- 24 FW ウェリング ピアス
- 25 MF 奥埜 博亮
- 26 MF 秋山 大地
- 27 GK アン ジュンス
- 29 MF 島村 拓弥
- 30 MF 喜田 陽
- 31 FW 山内 寛史
- 32 FW 豊川 雄太
- 33 FW タワン
- 38 MF 西本 雅崇
- 39 DF 庄司 朋乃也
- 41 MF 松本 凪生
- 42 FW 藤尾 翔太
- 43 DF 西尾 隆矢
- 44 MF 吉馴 空矢
- 45 GK 茂木 秀
- 46 DF 田平 起也
- 47 MF 前川 大河
- 49 MF 西川 潤
- 出場停止選手
-
- ヴィッセル神戸
ヴィッセル神戸 選手リスト
- 1 GK 前川 黛也
- 3 DF 渡部 博文
- 4 DF トーマス フェルマーレン
- 5 MF 山口 蛍
- 6 MF セルジ サンペール
- 8 MF アンドレス イニエスタ
- 9 FW 藤本 憲明
- 11 FW 古橋 亨梧
- 13 FW 小川 慶治朗
- 14 MF 安井 拓也
- 17 DF 菊池 流帆
- 18 GK 飯倉 大樹
- 19 DF 初瀬 亮
- 21 FW 田中 順也
- 22 DF 西 大伍
- 23 DF 山川 哲史
- 24 DF 酒井 高徳
- 25 DF 大﨑 玲央
- 27 MF 郷家 友太
- 28 GK 吉丸 絢梓
- 30 GK 伊藤 元太
- 31 MF 中坂 勇哉
- 33 DF ダンクレー
- 38 MF 佐々木 大樹
- 41 FW 小田 裕太郎
- 44 DF 藤谷 壮
- 49 FW ドウグラス
- 出場停止選手
チームスタッツ
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神戸 ![]() |
|
---|---|---|
1.4(8) | ゴール | 1.2(11) |
9.4(16) | ドリブル | 13.4(5) |
13.2(13) | クロス | 14.6(7) |
514.2(7) | パス | 696.6(2) |
2.6(5) | インターセプト | 3.4(2) |
19.0(12) | クリア | 12.8(18) |
16.8(15) | タックル | 18.2(12) |
9.4(12) | シュート | 13.8(2) |
※試合平均値。 () 内はリーグ順位
RADAR CHART




走行距離ランキング

- 1位 6 MF レアンドロ デサバト 11.88km
- 2位 25 MF 奥埜 博亮 11.81km
- 3位 5 MF 藤田 直之 11.16km
- 4位 17 MF 坂元 達裕 11.11km
- 5位 10 MF 清武 弘嗣 10.28km

- 1位 6 MF セルジ サンペール 11.61km
- 2位 5 MF 山口 蛍 11.31km
- 3位 24 DF 酒井 高徳 11.08km
- 4位 25 DF 大﨑 玲央 10.49km
- 5位 3 DF 渡部 博文 10.26km
PICK UP
MF 11 ルーカス ミネイロ


「応援に応えて勝利をつかみたい」
――現在のコンディションはいかがですか?
「中断期間は長かったですが、そのおかげで、チームについて理解できたことも多かったですし、ベストを尽くして、チームを助けられるコンディションにはなっています」
――改めて、中断期間はどう過ごされていましたか?
「妻が新型コロナウイルスが広がる前に来日してくれたので、彼女と話す機会も多かったですし、家から出られないので2人でトレーニングしていました。妻も運動が好きなので(笑)」
――もしかして、奥さまもアスリートですか?
「一応、ブラジルでサッカーバレーをやっていました」
――では、慣れない日本で過ごした自粛期間も、辛くはなかったですか?
「辛い部分もあったのですが、妻がいてくれたことは心強かったです。日本でやりたいことなどを話したり、運動したりしていたら、時間が経つのは早く感じました」
――リーグ戦では途中出場が続いていますが、自身の役割をどう捉えていますか?
「ロティーナ監督の指示をピッチで表現することを常に意識しています。途中から出るということは、他の選手よりも体力はあるので、そのぶんよく動いて、いいプレーを見せて、勝利につながるようにと思ってプレーしています」
――いいポジションを取ってパスをつなぐスタイルは、チーム全体として昨シーズン序盤は適応に時間がかかりました。ルーカス選手としても、プレーしながら慣れていく感じでしょうか?
「そうですね。確かに最初は慣れるのが大変でしたが、リーグ戦が始まるまでに練習する時間も長かったので、その中で覚えることもたくさんありました。間違いなく、来た頃よりは慣れてきました」
――チームメートとの関係性も深まりましたか?
「はい、みんなとたくさん話をしているので、慣れてきました。ピッチ外でもチームメートがいろいろと話しかけてくれるので、とても助かっています」
――では最後に、今節に向けてサポーターにメッセージをお願いします。
「相手は素晴らしい選手が揃っているチームなので、皆さんの応援が必要な試合になります。皆さんが応援してくれる気持ちが、僕たちの力になります。その応援に応えて、勝利をつかみたいと思います」
取材・文=小田尚史
本領を発揮する姿を楽しみに
今シーズン新加入のルーカス ミネイロだが、来て早々のコロナ禍により、慣れない日本での自粛生活を余儀なくされた。さぞ大変だったかと思いきや、「妻と過ごしていたので、時間が経つのは早かった」と笑顔も覗かせた。
ピッチ内に関しても、自粛明けのリーグ再開までの練習期間で「覚えたことも多い」と話す。彼にとっては、日本、そしてセレッソになじむために、この期間はプラスになったのかもしれない。ピッチ内外でのフィット感を高めた先に、本領が発揮される試合を楽しみに待ちたい(文=小田尚史)
グッズ情報
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グッズ店舗のご案内
7月22日(水)ヴィッセル神戸戦当日は、ガチャガチャ店舗のみの運営となります。
スタジアムグルメ情報

<1>「ホルモン倶楽部」ホルモン焼 400円
ごく僅かしかとれない部位で、長居に来ないと食べられないレアなホルモンです。セレサポにお腹いっぱいになっていただくため、低価格で出しています。
<2>「空とぶからあげ」空とぶからあげ 500円
当店ではこめ油を使用しています。食べ応えのある大ぶりの鶏肉のモモ肉を、木下オカンの秘伝の塩ダレにじっくりつけこんで旨みを閉じ込めたやみつきになる旨さです。
<3>「やまびこ」フレーバーポテト各種 400円
揚げたてのフライドポテトに数種類のフレーバーを用意しております。「選んで楽しい、食べて美味しい」。セレッソ大阪の応援にぜひ!
<4>「Plaisir」ルーローまぜそば 400円/600円
日本でも人気の台湾ソウルフード、ルーロー飯に着想を得た、当店オリジナルのまぜそばです。現地の味をリスペクトしながら日本人の味覚にも合うように試行錯誤を重ねて生まれた自信作です。
<5>「エースケータリング」チキン南蛮丼 800円
こだわりのチキンに、オリジナルタルタルソースをたっぷりかけた絶品メニュー。
<6>「ととりべファーム」ひんやりいちごパウチ 500円
自社で生産したフレッシュいちごを冷凍し、パウチにしました。お好みのジュースを入れて潰しながら飲んでください。徐々にいちごが解けていくので、最後は潰して食べてください。
<7>「PIZZA ROTOLO(ピッツァ ロトロ)」マルゲリータ 700円
ナポリピッツァの定番のマルゲリータ。イタリアから輸入した石窯で焼き上げます。飽きのこない人気で毎回でもサポーター様に食べていただけると思います。
<8>「トリヤマ社中」キーマカレー 700円
水を使わず、素材の持つ水分で作るこだわりのカレーです。
<A>「エースキッチン」※C2ゲート付近
セレッソサポーターに人気のエースキッチンがバラエティに富んだグルメと飲み物をご用意します。
・ホットドッグ(ポテト付き) 500円
・炙り豚バラ串 600円
・ジャンボ鶏もも串 600円
・濃厚ソースの焼きそば 500円
・チョコレートチュリトス 500円
・プレミアムミルクバニラソフト 500円
・セレッソポップコーン 500円
<B>「SABROSO(サブロッソ)」※G2ゲート付近
・ソーセージコンボ(5種盛り) 500円
・とりから 500円
・ホットドッグ 550円
・モッツァレラチーズスティック 500円
・ベルギーポテト 350円
・牛すじ焼きそば 650円
・チキンスティック 400円
<C>「フットボールダイニング by TSURUSHIN」※G3ゲート付近
・日本ハムセット 800円
・立浪部屋直伝・初亀のちゃんこ 500円
<D>「鶴心」※I2ゲート付近
長居名物・鶴心秘伝のからあげ。今回の限定メニューは、デミグラスソースとみそ、和洋の味わいがからあげに絶妙にマッチする「デミみそソース」です(500円)。
<E>「セレバー by TSURUSHIN」※I2ゲート横
・ドイツソーセージ 500円
・大阪名物ミックスジュース 400円
※売店メニューは完売または予告なく変更の場合があります。
サポーターの皆さまへ
SAKURA DIARY

選手を全力で後押しする
前節のサンフレッチェ広島戦。後半開始早々に決まった2点目で、「これで落ち着いて試合を運べる」と一息ついたのも束の間。次の瞬間、PKで1点を返され、再び試合はどうなるか分からない競った展開に。マテイ ヨニッチが相手を倒したのはペナルティーエリアのギリギリ外……のようにも見えたが、足は引っ掛けており、文句は言えない。ヨニッチは、その後も対人で競り負けるなど、らしくない姿も見られた。そのぶん瀬古歩夢が頼もしく見え、最後にキム ジンヒョンがいる安心感は、さすがは昨シーズンリーグ最少失点を誇った守備陣だ。
これまで何度もヨニッチには助けられており、今後も守備の要であることは一点の揺らぎもないが、パフォーマンスの低下が過密日程による疲労だとしたら、少し心配。それでも、今節の相手であるヴィッセル神戸には強力なFWがいる。ヨニッチの力は必要だ。「どうする?」。いろいろと思案を巡らせるが、そんなことはスタッフが百も承知。日々、間近で選手の状態を見て、科学的な数値も測定しての体調管理に努めている。自分たちにできることは、ピッチに立つ選手を全力で後押しすること。リーグ再開後、ホームでの有観客試合2試合目となる今節。“関西ダービー”となる神戸戦をモノにし、試合後に選手、サポーターが喜びを分かち合う姿が見られることに期待したい。(文=小田尚史)
maishima topics


STANDINGS
2020明治安田生命J1リーグ
順位表 (第5節終了時点)
順位 | チーム名 | 勝点 | 勝 | 分 | 負 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 川崎F | 13 | 4 | 1 | 0 |
2 | FC東京 | 12 | 4 | 0 | 1 |
3 | C大阪 | 12 | 4 | 0 | 1 |
4 | 名古屋 | 11 | 3 | 2 | 0 |
5 | G大阪 | 10 | 3 | 1 | 1 |
6 | 浦和 | 10 | 3 | 1 | 1 |
順位 | チーム名 | 勝点 | 勝 | 分 | 負 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 川崎F | 13 | 4 | 1 | 0 |
2 | FC東京 | 12 | 4 | 0 | 1 |
3 | C大阪 | 12 | 4 | 0 | 1 |
4 | 名古屋 | 11 | 3 | 2 | 0 |
5 | G大阪 | 10 | 3 | 1 | 1 |
6 | 浦和 | 10 | 3 | 1 | 1 |
7 | 札幌 | 8 | 2 | 2 | 1 |
8 | 神戸 | 8 | 2 | 2 | 1 |
9 | 広島 | 7 | 2 | 1 | 2 |
10 | 大分 | 7 | 2 | 1 | 2 |
11 | 仙台 | 6 | 1 | 3 | 1 |
12 | 柏 | 6 | 2 | 0 | 3 |
13 | 横浜FC | 5 | 1 | 2 | 2 |
14 | 横浜FM | 4 | 1 | 1 | 3 |
15 | 鹿島 | 3 | 1 | 0 | 4 |
16 | 鳥栖 | 2 | 0 | 2 | 3 |
17 | 湘南 | 1 | 0 | 1 | 4 |
18 | 清水 | 0 | 0 | 0 | 5 |