MATCH PREVIEW
サポーターの応援を力に、走り抜いて勝利を
12日から始まったアウェイ3連戦を2勝1敗で乗り切ったセレッソ。今節を終えれば…次節まで1週間空くだけに、もうひと踏ん張りしてホームで勝点3を積み上げたい。
水曜日の試合は敵地で首位を走る川崎フロンターレと激突。リーグ戦9連勝と波に乗る相手にロティーナサッカーがどれだけ通用するのか、試金石となった一戦は、前節同様早い時間帯にセレッソが先制する。7分に丸橋祐介のスルーパスに抜け出したブルーノ メンデスが左足を一閃。これがネットに突き刺さり、幸先のいいスタートを切る。しかし21分にFKから同点弾を許すと、42分にはPKで逆転され1-2で前半を終える。反撃に出たい後半、53分に3点目を奪われるが、58分、丸橋のFKに瀬古歩夢が合わせて2-3。1点差に迫るが、その後立て続けに失点し、2-5の敗戦。悔しい黒星を喫した。
気を取り直して本拠地で臨む今節は、ベガルタ仙台を迎え撃つ。今シーズン、仙台とは8月12日のYBCルヴァンカップ第3節で対戦しており、高木俊幸やメンデスらの活躍により3-0の快勝を収めた。しかし、仙台は正GKのヤクブ スウォビィクなど主力の多くが欠場していたため、今節はまた違ったゲーム展開になるだろう。また、各クラブが過密日程を強いられている中、仙台は水曜日の試合が延期となったことで休養は十分。走行距離が多いチームだけに、運動量を生かした“走るサッカー”で試合の主導権を奪いにくるはずだ。
もっとも、セレッソとしてはやるべきことは変わらない。堅い守備を築きつつ、攻撃ではポゼッションをしながら相手の隙をうまく突いていきたい。もちろん、仙台の運動量に圧倒されないことも大事。この過密日程ではあと一歩が出ない場面も出てくるだろうが、サポーターの応援を力に変えて走り抜き、J1リーグのホームゲーム4試合ぶりとなる勝利をつかみたい。

TODAY’S MATCH
セレッソ大阪
vs ベガルタ仙台
-
- セレッソ大阪

FW 20 ブルーノ メンデス
ゴールを量産する桜の得点源
リーグ再開後、コン…ディション調整に苦しんできたブルーノ メンデスだが、8月に入り、状態を上げていくと、YBCルヴァンカップ第3節仙台戦で、再開後、公式戦初ゴールを決めた。すると、そこからリーグ戦でも2試合連続で先制点。「試合に出続ける中でコンディションは上がってきた」と自身のフォームを取り戻した。背番号20が調子を上げていくとともに、チームも攻撃力を発揮。公式戦3試合連続で複数得点も記録している。
前節の敗戦を受け、今節はホームで仕切り直しとなる一戦だが、勝利に向けて復調してきた彼の活躍は欠かせない。「チーム全体で取った得点」がお決まりのフレーズ。フォア・ザ・チームの精神も忘れない好漢が、チームに勝利を呼び込む公式戦4試合連続ゴールを目指す。(文=小田尚史)
セレッソ大阪 選手リスト
- 1 GK 永石 拓海
- 2 DF 松田 陸
- 3 DF 木本 恭生
- 4 DF 小池 裕太
- 5 MF 藤田 直之
- 6 MF レアンドロ デサバト
- 8 FW 柿谷 曜一朗
- 9 FW 都倉 賢
- 10 MF 清武 弘嗣
- 11 MF ルーカス ミネイロ
- 13 FW 高木 俊幸
- 14 DF 丸橋 祐介
- 15 DF 瀬古 歩夢
- 16 DF 片山 瑛一
- 17 MF 坂元 達裕
- 18 FW 鈴木 孝司
- 20 FW ブルーノ メンデス
- 21 GK キム ジンヒョン
- 22 DF マテイ ヨニッチ
- 24 FW ウェリング ピアス
- 25 MF 奥埜 博亮
- 26 MF 秋山 大地
- 27 GK アン ジュンス
- 29 MF 島村 拓弥
- 30 MF 喜田 陽
- 31 FW 山内 寛史
- 32 FW 豊川 雄太
- 33 FW タワン
- 38 MF 西本 雅崇
- 39 DF 庄司 朋乃也
- 41 MF 松本 凪生
- 42 FW 藤尾 翔太
- 43 DF 西尾 隆矢
- 44 MF 吉馴 空矢
- 45 GK 茂木 秀
- 46 DF 田平 起也
- 47 MF 前川 大河
- 49 MF 西川 潤
- 出場停止選手
-
- ベガルタ仙台
ベガルタ仙台 選手リスト
- 2 DF パラ
- 3 MF 飯尾 竜太朗
- 4 DF 蜂須賀 孝治
- 5 MF 椎橋 慧也
- 6 MF 兵藤 慎剛
- 7 MF 関口 訓充
- 8 MF 松下 佳貴
- 9 MF イサック クエンカ
- 11 FW 赤﨑 秀平
- 13 DF 平岡 康裕
- 14 MF 石原 崇兆
- 15 FW 西村 拓真
- 16 DF 吉野 恭平
- 17 MF 富田 晋伍
- 18 MF 道渕 諒平
- 19 FW ジャーメイン 良
- 20 FW 長沢 駿
- 21 GK 関 憲太郎
- 22 GK 川浪 吾郎
- 23 DF シマオ マテ
- 24 GK 小畑 裕馬
- 26 DF 浜崎 拓磨
- 27 GK ヤクブ スウォビィク
- 28 MF 佐々木 匠
- 29 FW アレクサンドレ ゲデス
- 30 MF 田中 渉
- 31 DF 照山 颯人
- 36 DF 柳 貴博
- 37 MF 中原 彰吾
- 39 DF 金 正也
- 42 FW 山田 寛人
- 出場停止選手
チームスタッツ
![]() |
仙台 ![]() |
|
---|---|---|
1.2(11) | ゴール | 1.1(15) |
9.7(15) | ドリブル | 12.3(5) |
13.6(12) | クロス | 16.6(4) |
504.4(9) | パス | 387.8(17) |
1.8(12) | インターセプト | 2.3(6) |
21.8(6) | クリア | 25.5(3) |
14.3(18) | タックル | 20.1(6) |
9.0(13) | シュート | 10.7(8) |
※試合平均値。 () 内はリーグ順位
RADAR CHART




走行距離ランキング

- 1位 5 MF 藤田 直之 10.88km
- 2位 25 MF 奥埜 博亮 10.83km
- 3位 14 DF 丸橋 祐介 10.01km
- 4位 2 DF 松田 陸 9.76km
- 5位 15 DF 瀬古 歩夢 9.58km

- 1位 7 MF 関口 訓充 12.33km
- 2位 26 DF 浜崎 拓磨 12.24km
- 3位 5 MF 椎橋 慧也 11.39km
- 4位 4 DF 蜂須賀 孝治 10.92km
- 5位 36 DF 柳 貴博 10.66km
PICK UP
MF 29 島村 拓弥


「サポーターの皆さんに信頼してもらえる選手に」
――暑い日々が続いていますが、体調面は大丈夫ですか?
「暑いですが、水分補給を小まめにして、熱中症にならないように気をつけています」
――昨年はブラジルでプレーされていますが、ブラジルも暑かったのではないでしょうか?
「めっちゃ暑かったんですけど、日本は湿度が高い。そこはブラジルとは違いますね」
――ブラジルでは、ビーチに行ったりしましたか?
「いや、僕が行ったところは海に面していなくて、海まで遠かったので行っていないですね(笑)」
――加入1年目。J3で9試合に出場されていますが、ここまでの歩みを振り返っていかがですか?
「チーム(U-23)はあまり勝てていないですし、個人としても、目に見える結果を出せていないので、もっと頑張らないといけないと思っています。攻撃面では、やれるところ、通用するところはあると感じていますが、あと一歩、結果をもっと突き詰めていかないといけないと思います」
――試合に出続ける中で、今シーズン新たに学んでいることは何ですか?
「これまではずっとサイドハーフをやっていたんですけど、今年からサイドバックに挑戦している中で、考えてプレーすることは増えました。特に、今まであまり守備のことは考えてこなかったんですけど、今年は守備に対する考え方を学んでいます」
――トップチームに食い込んでいくために伸ばしていきたいところは?
「今はサイドバックとしてプレーしているので、先ほど話した守備力を上げることもそうですし、攻撃ではクロスから得点につなげる部分、シュートチャンスが来た時に決め切れる技術をもっと高めていきたいです」
――では最後に、今シーズンの抱負をお願いします。
「試合に出たら、少しでも多く自分の持ち味を出してチームの勝利に貢献したいと思っています。サポーターの皆さんに信頼してもらえる選手になりたいので、応援よろしくお願いします」
取材・文=小田尚史
“セレッソ色”に染まりつつある
加入当初、「慣れるかな?」と新チームへの適応に不安も覗かせていた島村だが、寮生活を送る中で、「基本、みんなと仲良くしています」と打ち解けてきたようだ。中でもよく一緒にいる選手は「藤尾(翔太)選手と、マーボーくん(西本雅崇)」とのこと。そして、京都のアカデミー時代、「セレッソはデカくて強い選手が多く、怖いイメージがあった(笑)」ことも明かしたが、「来てみたらみんな優しい」と、すっかり“セレッソ色”に染まりつつあるようだ。(文=小田尚史)
イベント情報
スタジアムグルメ情報

<1>「エースケータリング」ロビーのピーチかき氷 500円
この夏初登場の果肉入りかき氷(500円)。暑い夏、熱い声援にヒンヤリ冷たいかき氷を食べて観戦しよう!
<2>「やまびこ」フレーバーポテト各種 400円
揚げたてのフライドポテトに数種類のフレーバーを用意しております。「選んで楽しい、食べて美味しい」。セレッソ大阪の応援にぜひ!
<3>「Plaisir」ルーローまぜそば 400円/600円
日本でも人気の台湾ソウルフード、ルーロー飯に着想を得た、当店オリジナルのまぜそばです。現地の味をリスペクトしながら日本人の味覚にも合うように試行錯誤を重ねて生まれた自信作です。
<4>「ホルモン倶楽部」ホルモン焼 400円
ごく僅かしかとれない部位で、長居に来ないと食べられないレアなホルモンです。セレサポにお腹いっぱいになっていただくため、低価格で出しています。
<5>「ととりべファーム」ひんやりいちごパウチ 500円
自社で生産したフレッシュいちごを冷凍し、パウチにしました。お好みのジュースを入れて潰しながら飲んでください。徐々にいちごが解けていくので、最後は潰して食べてください。
<6>「トリヤマ社中」キーマカレー 700円
水を使わず、素材の持つ水分で作るこだわりのカレーです。
<7>「PIZZA ROTOLO(ピッツァ ロトロ)」マルゲリータ 700円
ナポリピッツァの定番のマルゲリータ。イタリアから輸入した石窯で焼き上げます。飽きのこない人気で毎回でもサポーター様に食べていただけると思います。
<8>「空とぶからあげ」空とぶからあげ 500円
当店ではこめ油を使用しています。食べ応えのある大ぶりの鶏肉のモモ肉を、木下オカンの秘伝の塩ダレにじっくりつけこんで旨みを閉じ込めたやみつきになる旨さです。
<A>「SABROSO(サブロッソ)」※G2ゲート付近
・ソーセージコンボ(5種盛り) 500円
・とりから 500円
・ホットドッグ 550円
・モッツァレラチーズスティック 500円
・ベルギーポテト 350円
・牛すじ焼きそば 650円
・チキンスティック 400円
<B>「フットボールダイニング by TSURUSHIN」※G3ゲート付近
・日本ハムセット 800円
・冷たいスープが絶品の初亀の冷やしちゃんこ 500円
<C>「鶴心」※I2ゲート付近
長居名物・鶴心秘伝のからあげ。今回の限定メニューは、マヨのまろやかさとシビ辛の麻辣塩がたまらない「マヨ麻辣塩」(500円)です。
<D>「セレバー by TSURUSHIN」※I2ゲート横
・ドイツソーセージ 500円
・大阪名物ミックスジュース 400円
※売店メニューは完売または予告なく変更の場合があります。
サポーターの皆さまへ
SAKURA DIARY

首位から受けた衝撃を力に変えて
8月の7連戦も今節が7戦目。ここまで6試合は4勝1分1敗と白星を先行させている。特に、中2日、中2日、中3日と続いた直近のアウェイ3連戦は過酷だったが、YBCルヴァンカップ第3節・ベガルタ仙台戦、J1第10節・柏レイソル戦は3-0、3-1で勝利。多くの選手が出場してつかんだ連勝により、チームの総合力は増した。
その勢いで挑んだ前節、川崎フロンターレ戦だったが、結果は2-5で完敗。首位の座が遠のく手痛い敗戦を喫した。スタジアムで見ていても、相手の攻撃には1発で仕留める“怖さ”があり、“どんな展開でも最後はひっくり返せる”といった余裕や層の厚みは感じた。立ち上がりなど、こちらのプランどおりに運べた時間帯もあったが、現状での力の差を見せ付けられ、無念の思いは残る。
それでも、シーズンはまだ3分の1が終わったばかり。昨シーズンはFC東京が、一昨シーズンはサンフレッチェ広島が、それぞれシーズン序盤は独走したが、その2チームは結果的に優勝を逃している。もちろん、圧倒的な強さで連勝街道を走る川崎Fが簡単に失速するとも思えないが、セレッソとしては、一つひとつ、目の前の試合に勝って差を縮め、次のホームでの対戦(第20節・10月3日)が再び“首位決戦”となる舞台を作ること。そこを目指していきたい。その初戦が今節の仙台戦だ。川崎から受けた“衝撃”を力に変え、ホームでの勝利をつかみたい。(文=小田尚史)
maishima topics


STANDINGS
2020明治安田生命J1リーグ
順位表 (第11節終了時点)
順位 | チーム名 | 勝点 | 勝 | 分 | 負 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 川崎F | 31 | 10 | 1 | 0 |
2 | C大阪 | 21 | 6 | 3 | 2 |
3 | 名古屋 | 20 | 6 | 2 | 2 |
4 | 浦和 | 20 | 6 | 2 | 3 |
5 | 柏 | 19 | 6 | 1 | 4 |
6 | FC東京 | 19 | 5 | 4 | 2 |
順位 | チーム名 | 勝点 | 勝 | 分 | 負 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 川崎F | 31 | 10 | 1 | 0 |
2 | C大阪 | 21 | 6 | 3 | 2 |
3 | 名古屋 | 20 | 6 | 2 | 2 |
4 | 浦和 | 20 | 6 | 2 | 3 |
5 | 柏 | 19 | 6 | 1 | 4 |
6 | FC東京 | 19 | 5 | 4 | 2 |
7 | G大阪 | 19 | 6 | 1 | 3 |
8 | 広島 | 14 | 4 | 2 | 4 |
9 | 横浜FM | 14 | 4 | 2 | 5 |
10 | 神戸 | 13 | 3 | 4 | 4 |
11 | 札幌 | 13 | 3 | 4 | 4 |
12 | 鹿島 | 11 | 3 | 2 | 6 |
13 | 大分 | 11 | 3 | 2 | 6 |
14 | 横浜FC | 11 | 3 | 2 | 6 |
15 | 仙台 | 10 | 2 | 4 | 4 |
16 | 清水 | 9 | 2 | 3 | 6 |
17 | 鳥栖 | 7 | 1 | 4 | 4 |
18 | 湘南 | 4 | 1 | 1 | 9 |