MATCH PREVIEW
清武やメンデスら攻撃陣の奮起に期待
リーグ戦で2連勝を飾り、現在勝点27で2位に位置するセレッソ。今節を含めホーム…2連戦となるため、サポーターの応援を追い風にしてさらに勝点を積み上げたい。
今週水曜日はYBCルヴァンカップ準々決勝、柏レイソル戦を戦った。庄司朋乃也、前川大河を先発起用し、4-3-3というこれまでにないシステムで臨んだ戦いは、ボールは支配するもののなかなかシュートまでつなげられず、40分に一瞬の隙を突かれて失点をしてしまう。0-1で迎えた後半、55分に藤田直之、坂元達裕、鈴木孝司を投入して攻撃の活性化を図り、さらに75分に清武弘嗣を出場させて得点を狙いにいくが、83分、90分とカウンターから失点し、0-3で完敗。2017年以来となるルヴァンカップ優勝の夢はついえた。
心機一転を図って挑む今節は、浦和レッズと対戦する。浦和とは今シーズンルヴァンカップで対戦しており、守勢に回る苦しい展開が続いた中、豊川雄太がワンチャンスを仕留め、1-0で勝利した。ただし、この試合では浦和の守護神の西川周作や今シーズン加入し、守備の要となっているトーマス デンなどが欠場。そのため今節は前回対戦以上に攻撃面で苦しむことも想定される。リーグ戦で2戦連発と好調の清武、ここ最近調子を上げているブルーノ メンデスら攻撃陣の奮起に期待したい。
ルヴァンカップ敗退が決まり、タイトル獲得のチャンスを一つ逃してしまったが、ここで下を向くわけにはいかない。9月は1カ月間で9試合を戦うという壮絶な日程が待ち受けるが、チームの総力を結集させて乗り越えていきたい。

TODAY’S MATCH
セレッソ大阪
vs 浦和レッズ
-
- セレッソ大阪

FW 13 高木 俊幸
感謝の思いを胸にプレーする桜の切り込み役
3月に行った腰椎椎…間板ヘルニアの手術から復帰後、今シーズン初の公式戦先発となったYBCルヴァンカップ第3節のベガルタ仙台戦。「正常な体でプレーできる」喜びを全身で表現すると、見事ゴールも決め、「喜びは大きい」と試合後は高揚感と安堵感を漂わせた。
「腰から足にかけてしびれがある状態でプレーしていた」以前とは違い、ベストな体でプレーできる状態に戻った今、「必死で治してくれたドクターやメディカルスタッフの努力に感謝しています。自分がまたベストな体でサッカーできているのも、その人たちのおかげ」と感謝の思いを胸にプレーする。
前節の横浜FC戦では、復帰後、リーグ戦では2試合目の先発を果たすと、清武弘嗣の先制点をアシスト。迎える今節は古巣の浦和レッズ戦。躍動する背番号13のプレーに注目だ。(文=小田尚史)
セレッソ大阪 選手リスト
- 1 RENTAL 永石 拓海
- 2 DF 松田 陸
- 26 DF 小池 裕太
- 5 MF 藤田 直之
- 10 MF 清武 弘嗣
- 13 FW 高木 俊幸
- 14 DF 丸橋 祐介
- 15 DF 瀬古 歩夢
- 17 MF 坂元 達裕
- 21 GK キム ジンヒョン
- 25 MF 奥埜 博亮
- 26 RENTAL 秋山 大地
- 32 FW 豊川 雄太
- 39 RENTAL 庄司 朋乃也
- 41 RENTAL 松本 凪生
- 31 FW 藤尾 翔太
- 33 DF 西尾 隆矢
- 44 RENTAL 吉馴 空矢
- 45 RENTAL 茂木 秀
- 46 RENTAL 田平 起也
- 18 MF 西川 潤
- 出場停止選手
-
- 浦和レッズ
浦和レッズ 選手リスト
- 1 GK 西川 周作
- 3 MF 宇賀神 友弥
- 4 DF 鈴木 大輔
- 5 DF 槙野 智章
- 6 DF 山中 亮輔
- 7 MF 長澤 和輝
- 8 MF エヴェルトン
- 9 FW 武藤 雄樹
- 10 MF 柏木 陽介
- 11 MF マルティノス
- 13 MF 伊藤 涼太郎
- 14 FW 杉本 健勇
- 16 MF 青木 拓矢
- 20 DF トーマス デン
- 22 MF 阿部 勇樹
- 24 MF 汰木 康也
- 25 GK 福島 春樹
- 27 DF 橋岡 大樹
- 28 DF 岩武 克弥
- 29 MF 柴戸 海
- 30 FW 興梠 慎三
- 31 DF 岩波 拓也
- 32 GK 石井 僚
- 33 MF 伊藤 敦樹 ※JFA・Jリーグ特別指定選手
- 35 MF 大久保 智明 ※JFA・Jリーグ特別指定選手
- 36 GK 鈴木 彩艶 ※2種登録選手
- 37 MF 武田 英寿
- 39 MF 武富 孝介
- 41 MF 関根 貴大
- 45 FW レオナルド
- 出場停止選手
チームスタッツ
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浦和 ![]() |
|
---|---|---|
1.4(9) | ゴール | 1.4(9) |
10.2(11) | ドリブル | 9.5(15) |
12.7(14) | クロス | 11.6(16) |
484.1(12) | パス | 421.3(15) |
1.6(12) | インターセプト | 1.5(14) |
22.6(5) | クリア | 25.6(1) |
14.5(17) | タックル | 19.9(4) |
9.0(14) | シュート | 9.2(13) |
※試合平均値。 () 内はリーグ順位
RADAR CHART




走行距離ランキング

- 1位 5 MF 藤田 直之 11.36km
- 2位 10.86km
- 3位 2 DF 松田 陸 10.17km
- 4位 17 MF 坂元 達裕 10.03km
- 5位 15 DF 瀬古 歩夢 9.83km

- 1位 29 MF 柴戸 海 12.32km
- 2位 8 MF エヴェルトン 11.93km
- 3位 27 DF 橋岡 大樹 10.87km
- 4位 5 DF 槙野 智章 9.51km
- 5位 45 FW レオナルド 9.23km
PICK UP
DF 39 庄司 朋乃也


「カップ戦に出て、課題がしっかり見えた」
――期限付き移籍したツエーゲン金沢での1年半、大分トリニータでの1年を振り返ると?
「後ろの選手は試合に出て経験を積むことが大事だと思っていた中で、金沢では試合に出させてもらい、いい経験を積めました。大分ではあまり試合に絡めなかったですが、出られない時にメンタルをしっかり持つことや、練習からやり続けることの大切さを学びました。どちらのクラブでも、いい経験ができたと思っています」
――今シーズンから取り組むロティーナ監督のサッカーについては、どう捉えていますか?
「戦術がしっかりしている監督なので、覚えることは多いです。今までやってこなかったこともあるので、新鮮で、楽しくやれています。センターバックにポゼッションも要求されるので、そこができるようになれば、個人としても伸びていくと思います」
――今シーズン初出場を果たしたYBCルヴァンカップのベガルタ仙台戦を振り返ると?
「試合に出ていない時の練習でも、自分なりにしっかり取り組むことができていたので、すんなり試合に入れたのかなとは思います。ただ、いつもは右サイド(のセンターバック)でやることが多い中で、あの試合は左サイドに入りました。見え方は違うので、少し戸惑う部分もありましたけど、あの試合に関しては、役割は果たせたのかなと思います」
――ルヴァンカップ準々決勝の柏レイソル戦は悔しい試合でしたが、一夜明けて思うことは?
「個人的には、1失点目につながったミスというか、ボールの取られ方がもったいなかったなと感じています。後半は負けていたので、点を取りに行った中で、カウンターの対応は課題が残りました」
――仙台戦、柏戦ともにアカデミーの後輩、瀬古歩夢選手とコンビを組みました。特別な思いもありましたか?
「そんな特別な思いはないですね(笑)。ただ、歩夢はうまい。左のセンターバックとしてのプレーも、歩夢のうまさは試合を観ていて、すごく感じます。僕自身、学ばないといけないことが多いので、すごく勉強になります」
――では最後に、今後に向けての抱負をお願いします。
「カップ戦に2試合出て、自分の中でできなかったこと、課題がしっかり見えたので、また次、試合に出る機会までに練習で準備していきたいと思います」
取材・文=小田尚史
実戦で得た経験を成長の糧に
インタビューは、柏戦の翌日。「落ち込んでいるかな?」とも思ったが、しっかりとした口調で話してくれた。「1失点目につながったミスがもったいなかった」と反省する場面は、自ら持ち出して、パスを相手に奪われた場面だ。「右サイドなら、持ち運んだ時も、もう少し周りが見えていたと思うけど、左は少し違いを感じました」と振り返る。センターバックが持ち出して相手をはがすプレーは、昨シーズンの序盤もセンターバックが苦労していたプレー。実戦で得た経験を成長の糧にして、今後につなげてほしい。(文=小田尚史)
チケット情報
イベント情報
-
ニッポンハムグループサポーティングマッチ実施のお知らせ
「YouTube Live supported byニッポンハムグループ ~この試合もイケるんとちゃう(シャウ)?~」配信など
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アリオ鳳「モザイクアート横断幕」の掲出は今節から
ヤンマースタジアム長居の選手ロッカールーム付近に掲出し、皆様の応援メッセージをチーム・選手届けます。 また、後日アリオ鳳、セレッソ大阪舞洲練習場にも掲出予定。
- セレッソバルからのお知らせ
スタジアムグルメ情報

<1>「ととりべファーム」ひんやりいちごパウチ 500円
自社で生産したフレッシュいちごを冷凍し、パウチにしました。お好みのジュースを入れて潰しながら飲んでください。徐々にいちごが解けていくので、最後は潰して食べてください。
<2>「エースケータリング」ロビーのピーチかき氷 500円
この夏初登場の果肉入りかき氷(500円)。暑い夏、熱い声援にヒンヤリ冷たいかき氷を食べて観戦しよう!
<3>「トリヤマ社中」キーマカレー 700円
水を使わず、素材の持つ水分で作るこだわりのカレーです。
<4>「Plaisir」ルーローまぜそば 400円/600円
日本でも人気の台湾ソウルフード、ルーロー飯に着想を得た、当店オリジナルのまぜそばです。現地の味をリスペクトしながら日本人の味覚にも合うように試行錯誤を重ねて生まれた自信作です。
<5>「やまびこ」フレーバーポテト各種 400円
揚げたてのフライドポテトに数種類のフレーバーを用意しております。「選んで楽しい、食べて美味しい」。セレッソ大阪の応援にぜひ!
<6>「ホルモン倶楽部」ホルモン焼 400円
ごく僅かしかとれない部位で、長居に来ないと食べられないレアなホルモンです。セレサポにお腹いっぱいになっていただくため、低価格で出しています。
<7>「雀のお宿」とろ~り焼き 700円
「たこ焼き+お好み焼+焼きそば」=「当店発祥のとろ~り焼き」。かつおダシを丁寧にとり、生地にたっぷり練り込み、生麺を絶妙に茹で上げた麺を使用することでモチモチの食感と独自生地の食感、そしてオリジナルソースで召し上がっていただく、新しいスタイルの粉ものです。サクラエビもトッピングできます。
<8>「PIZZA ROTOLO(ピッツァ ロトロ)」マルゲリータ 700円
ナポリピッツァの定番のマルゲリータ。イタリアから輸入した石窯で焼き上げます。飽きのこない人気で毎回でもサポーター様に食べていただけると思います。
<9>「空とぶからあげ」空とぶからあげ 500円
当店ではこめ油を使用しています。食べ応えのある大ぶりの鶏肉のモモ肉を、木下オカンの秘伝の塩ダレにじっくりつけこんで旨みを閉じ込めたやみつきになる旨さです。
<10>「ベルヴィル」パンケーキバーガープレーン 300円 自慢のパンケーキはひとつひとつメレンゲを立ててから、生地と合わせ焼成しますので、ふわふわ食感。北海道産自家製生クリームとパンケーキの相性は抜群♪
<A>「SABROSO(サブロッソ)」※G2ゲート付近
・ソーセージコンボ(5種盛り) 500円
・とりから 500円
・ホットドッグ 550円
・モッツァレラチーズスティック 500円
・ベルギーポテト 350円
・牛すじ焼きそば 650円
・チキンスティック 400円
<B>「フットボールダイニング by TSURUSHIN」※G3ゲート付近
・日本ハムセット 800円
・冷たいスープが絶品の初亀の冷やしちゃんこ 500円
<C>「鶴心」※I2ゲート付近
長居名物・鶴心秘伝のからあげ。今回の限定メニューは、生姜とたまねぎとリンゴをバルサミコ酢でコクあるソースに仕上げた「ジンジャーソース」(500円)です。
<D>「セレバー by TSURUSHIN」※I2ゲート横
・ドイツソーセージ 500円
・大阪名物ミックスジュース 400円
※売店メニューは完売または予告なく変更の場合があります。
SAKURA DIARY

一対一の勝負で負けないことがカギ
YBCルヴァンカップ敗退に打ちひしがれる暇もなく、中2日でリーグ戦がやってくる。負けた後は、気持ちを切り替える上で、過密日程も悪くない。
今節からのホーム2連戦。相手は浦和レッズ、北海道コンサドーレ札幌だ。この2チームには共通点がある。それは、ロティーナ監督1年目の昨シーズン、チームが生みの苦しみの真っ只中にいた序盤、ホームで対戦し、悔しい敗戦を喫していることだ。特に第4節で対戦した浦和戦は内容も良く、ソウザ(アルイテファク)選手の直接FKで先制するも、その後、セットプレー2発で逆転負け。この時の悔しさは今もまだ、鮮明に覚えている。当時、試合後にソウザ選手は「結果はついてきていませんが、間違った道を行っているとは思いません。今日は負けましたけど、明らかに自分たちは良くなっていることを示せたので、続けていくことが大事です」と語っていた。その言葉のとおり、チームはその後、右肩上がりに成長を続けた。
今節も、恐らく競った試合になるだろう。球際で激しくぶつかってくる相手に対し、一対一の勝負で負けないこともカギになる。1年前のリベンジを果たし、首位・川崎フロンターレに肉薄する勝点3をつかみたい。(文=小田尚史)
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STANDINGS
2020明治安田生命J1リーグ
順位表 (第13節終了時点)
順位 | チーム名 | 勝点 | 勝 | 分 | 負 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 川崎F | 35 | 11 | 2 | 1 |
2 | C大阪 | 27 | 8 | 3 | 2 |
3 | FC東京 | 25 | 7 | 4 | 3 |
4 | 名古屋 | 24 | 7 | 3 | 2 |
5 | 浦和 | 23 | 7 | 2 | 4 |
6 | 横浜FM | 21 | 6 | 3 | 5 |
順位 | チーム名 | 勝点 | 勝 | 分 | 負 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 川崎F | 35 | 11 | 2 | 1 |
2 | C大阪 | 27 | 8 | 3 | 2 |
3 | FC東京 | 25 | 7 | 4 | 3 |
4 | 名古屋 | 24 | 7 | 3 | 2 |
5 | 浦和 | 23 | 7 | 2 | 4 |
6 | 横浜FM | 21 | 6 | 3 | 5 |
7 | 柏 | 20 | 6 | 2 | 5 |
8 | G大阪 | 20 | 6 | 2 | 4 |
9 | 鹿島 | 18 | 5 | 3 | 6 |
10 | 神戸 | 18 | 4 | 6 | 4 |
11 | 広島 | 15 | 4 | 3 | 5 |
12 | 札幌 | 14 | 3 | 5 | 5 |
13 | 横浜FC | 14 | 4 | 2 | 7 |
14 | 大分 | 12 | 3 | 3 | 7 |
15 | 仙台 | 11 | 2 | 5 | 5 |
16 | 清水 | 9 | 2 | 3 | 8 |
17 | 鳥栖 | 7 | 1 | 4 | 4 |
18 | 湘南 | 4 | 1 | 1 | 10 |