MATCH PREVIEW
強い気持ちを持って、ホーム3戦ぶりの勝利へ
直近5試合は1勝4敗。守備のわずかな綻びが黒星へとつながり、足踏みをしてしまっ…ているセレッソ。ただ、2位以下は勝点差が少なく、混戦状態となっている。再び調子を取り戻し上位を堅持するためにも、今節は是が非でも白星をつかみ取りたい。
前節はアウェイで名古屋グランパスと対戦した。立ち上がりこそ相手にボールを握られるも徐々に押し返し、12分にスルーパスに抜け出した柿谷曜一朗がGKとの一対一を迎えるが、相手にうまく対処され先制点を奪えない。その後互いに攻め合う展開となるが、スコアは動かず0-0で後半へ。56分にはブルーノ メンデスがヘディングシュートを放つなど相手ゴールへと迫る。しかし、チャンスをモノにできずにいると、徐々に名古屋に押し込まれる展開に。体を張った守備で応戦していたが、試合終了間際の後半アディショナルタイムにミスから失点し、0-1の敗戦。敵地で勝点を積み上げることはできなかった。
気を取り直して臨む今節は、ホームで湘南ベルマーレと激突する。湘南は今シーズン調子を落としており、ここまでわずか2勝。現在5連敗中と最下位に沈んでいる。失点数「34」はリーグ中位だが、得点数「15」はリーグ最下位と攻撃面で苦しんでいる状況だ。セレッソは5試合連続で失点を喫しているため、まずは守備の意識を高く持って試合に入りたい。その上で、湘南の持ち味である気持ちを前面に押し出した運動量豊富なサッカーに飲み込まれないためにも、決して受け身にならず常に主導権を握りながら試合を進めたい。
ここ2試合のホームゲームは、鹿島アントラーズと川崎フロンターレに屈しサポーターへ勝利を届けることはできなかった。そのもどかしい状況を打破したいと思っているのは、選手たちに他ならない。前節から中3日だが、強い気持ちを持って戦い、ホームで後押ししてくれるサポーターと一緒に喜びを分かち合いたい。

TODAY’S MATCH
セレッソ大阪
vs 湘南ベルマーレ
-
- セレッソ大阪

MF 5 藤田 直之
攻撃を巧みに操る桜の司令塔
昨シーズン、セレッ…ソ大阪に加入すると、正確なパスワークの中心として中盤に君臨。“ロティーナ・セレッソ”の司令塔として、なくてはならない存在となっている。戦況を見る眼も確かで、試合の状況に応じてサイドへ展開するパス、縦に入れるパスを使い分け、攻撃をリード。振り返ればゴールの起点になっていた、というシーンも少なくない。
また、チームの中では都倉賢に次ぐ、キム ジンヒョンと並ぶ年長選手。メンタル的な支柱としても引っ張っている。悔しい結果に終わった前回のホームゲーム、川崎フロンターレとの試合後も、「目の前の試合をしっかり戦う姿勢はこれからも変わらず続けていきたい」と話した。ホームでは、第15節北海道コンサドーレ札幌戦以来、約1カ月ぶりの勝利を目指す今節。その中心に、確かなプレーでチームを勝利に導く背番号5の姿が見られることに期待したい。(文=小田尚史)
セレッソ大阪 選手リスト
- 1 GK 永石 拓海
- 2 DF 松田 陸
- 3 DF 木本 恭生
- 4 DF 小池 裕太
- 5 MF 藤田 直之
- 6 MF レアンドロ デサバト
- 8 FW 柿谷 曜一朗
- 9 FW 都倉 賢
- 10 MF 清武 弘嗣
- 13 FW 高木 俊幸
- 14 DF 丸橋 祐介
- 15 DF 瀬古 歩夢
- 16 DF 片山 瑛一
- 17 MF 坂元 達裕
- 18 FW 鈴木 孝司
- 20 FW ブルーノ メンデス
- 21 GK キム ジンヒョン
- 22 DF マテイ ヨニッチ
- 24 FW ウェリング ピアス
- 25 MF 奥埜 博亮
- 26 MF 秋山 大地
- 27 GK アン ジュンス
- 29 MF 島村 拓弥
- 30 MF 喜田 陽
- 32 FW 豊川 雄太
- 33 FW タワン
- 38 MF 西本 雅崇
- 39 DF 庄司 朋乃也
- 41 MF 松本 凪生
- 42 FW 藤尾 翔太
- 43 DF 西尾 隆矢
- 44 MF 吉馴 空矢
- 45 GK 茂木 秀
- 46 DF 田平 起也
- 49 MF 西川 潤
- 出場停止選手
-
- 湘南ベルマーレ
湘南ベルマーレ 選手リスト
- 1 GK 富居 大樹
- 2 MF 金子 大毅
- 3 DF 馬渡 和彰
- 4 DF 坂 圭祐
- 5 MF 古林 将太
- 6 DF 岡本 拓也
- 7 MF 梅崎 司
- 8 DF 大野 和成
- 9 FW 指宿 洋史
- 10 MF 山田 直輝
- 11 FW タリク
- 13 FW 石原 直樹
- 14 MF 中川 寛斗
- 16 MF 齊藤 未月
- 17 FW 大橋 祐紀
- 18 MF 松田 天馬
- 19 DF 舘 幸希
- 20 FW 岩崎 悠人
- 21 GK 後藤 雅明
- 22 DF 大岩 一貴
- 23 MF 茨田 陽生
- 24 MF 澤田 恒
- 25 GK 谷 晃生
- 26 DF 畑 大雅
- 28 MF 鈴木 冬一
- 29 MF 三幸 秀稔
- 30 MF 柴田 壮介
- 31 GK 堀田 大暉
- 32 MF 田中 聡 ※2種登録選手
- 33 MF 横川 旦陽 ※2種登録選手
- 34 DF 佐久間 翔士 ※2種登録選手
- 35 MF 原 直生 ※2種登録選手
- 36 DF 石井 大生 ※2種登録選手
- 37 FW 根本 凌 ※JFA・Jリーグ特別指定選手
- 38 DF 石原 広教
- 41 MF 平松 昇 ※JFA・Jリーグ特別指定選手
- 44 DF 毛利 駿也
- 出場停止選手
チームスタッツ
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湘南 ![]() |
|
---|---|---|
1.4(10) | ゴール | 0.8(18) |
10.0(12) | ドリブル | 9.1(16) |
12.3(14) | クロス | 14.3(10) |
467.5(13) | パス | 407.3(16) |
1.9(12) | インターセプト | 2.0(9) |
24.9(2) | クリア | 24.2(3) |
14.7(18) | タックル | 19.7(9) |
9.0(13) | シュート | 6.8(18) |
※試合平均値。 () 内はリーグ順位
RADAR CHART




走行距離ランキング

- 1位 6 MF レアンドロ デサバト 11.79km
- 2位 20 FW ブルーノ メンデス 11.56km
- 3位 5 MF 藤田 直之 11.53km
- 4位 16 DF 片山 瑛一 11.09km
- 5位 10 MF 清武 弘嗣 10.34km

- 1位 11 FW タリク 12.23km
- 2位 2 MF 金子 大毅 11.67km
- 3位 6 DF 岡本 拓也 11.49km
- 4位 19 DF 舘 幸希 11.31km
- 5位 8 DF 大野 和成 10.45km
PICK UP
GK 27 アン ジュンス


「今年の経験を今後につなげていきたい」
――現在の自身の状況はいかがですか?
「いつでも試合に出られるように、練習からしっかり準備しています。一時期、コンディションを落としていたのですが、今はまた上がってきています」
――鹿児島ユナイテッドFCから復帰1年目の今シーズン、ここまでを振り返ると?
「(JリーグYBC)ルヴァンカップの第1節でトップチームデビューはできたのですが、最初の頃は外国籍枠の問題もあり、トップチームのメンバーに入れない時期が続きました。試合に出られないことは悔しいですが、いい勉強になっているシーズンでもあると思います。(キム)ジンヒョンさんからも、『今の経験を今後に生かせるように頑張れ』と言ってもらっているので、今年の経験を今後のサッカー人生につなげていきたいです」
――シーズン序盤はU-23でのプレーが続いていました。好セーブもありながら、なかなか勝てない試合が続きました。
「難しい試合が続いていましたが、戦いぶりは徐々に良くなってきました。前節のブラウブリッツ秋田戦も、結果としては負けたのですが、内容としてはいい試合ができました。みんなの気持ちも変わってきて、チームとして戦えるようになってきたと思います」
――GK陣としては永石拓海選手、茂木秀選手と、同世代との競争も続いていると思います。ライバル意識はありますか?
「練習では、そういう意識がないと、選手としてはやっていけないので、もちろんライバル意識は持っていますけど、練習以外のところでは、仲良くやっています」
――練習では、お互いの良さを吸収しながら向上に努めている感じですか?
「そうですね。お互い、口にはあまり出しませんけど、『こういうプレーもできるんだ』とか、他の選手のいいプレーを見て『自分もやってみよう』ということはありますね」
――残りのシーズンに向けての抱負をお願いします。
「あと2カ月半くらいで今シーズンが終わってしまうのですが、今よりもっとコンディションを上げて、トップチーム、U-23にかかわらず、1試合でも多く試合に出られるように、練習からしっかりアピールしていきたいと思います」
取材・文=小田尚史
ピッチ外の課題は、料理の腕
毎年、年に数回行われているGK陣だけによる食事会だが、やはり今年は「コロナの影響があるので難しいですね(苦笑)」と、一度も開催されていないようだ。また、中断期間は先輩のキム ジンヒョン宅にお邪魔して、ご飯をご馳走になることもあったが、リーグ戦が再開してからは、「日程も過密になり、ジンヒョンさんが回復する時間も必要ですし、行かないようにしています」とのこと。そのため、自炊する機会も増えたそうだが、気になる味のほうは、「美味しくないですね」と苦笑い。独身のアン ジュンスにとって、料理の腕を上げていくことも、目下の課題になっているようだ。(文=小田尚史)
スタジアムグルメ情報

<1>「ととりべファーム」ひんやりいちごパウチ 500円
自社で生産したフレッシュいちごを冷凍し、パウチにしました。お好みのジュースを入れて潰しながら飲んでください。徐々にいちごが解けていくので、最後は潰して食べてください。
<2>「Plaisir」ルーローまぜそば 400円/600円
日本でも人気の台湾ソウルフード、ルーロー飯に着想を得た、当店オリジナルのまぜそばです。現地の味をリスペクトしながら日本人の味覚にも合うように試行錯誤を重ねて生まれた自信作です。
<3>「空とぶからあげ」空とぶからあげ 500円
当店ではこめ油を使用しています。食べ応えのある大ぶりの鶏肉のモモ肉を、木下オカンの秘伝の塩ダレにじっくりつけこんで旨みを閉じ込めたやみつきになる旨さです。
<4>「やまびこ」フレーバーポテト各種 400円
揚げたてのフライドポテトに数種類のフレーバーを用意しております。「選んで楽しい、食べて美味しい」。セレッソ大阪の応援にぜひ!
<5>「肉の達人」やわらかサイコロ牛 800円
一つひとつ手切り調理をしています。焼き加減にはすごく気を入れ、お肉が一番柔らかく、美味しくなる状態を維持することを心掛けています。
<6>「ホルモン倶楽部」ホルモン焼 400円
ごく僅かしかとれない部位で、長居に来ないと食べられないレアなホルモンです。セレサポにお腹いっぱいになっていただくため、低価格で出しています。
<7>「ベルヴィル」パンケーキバーガープレーン 300円
自慢のパンケーキはひとつひとつメレンゲを立ててから、生地と合わせ焼成しますので、ふわふわ食感。北海道産自家製生クリームとパンケーキの相性は抜群♪
<8>「トリヤマ社中」キーマカレー 700円
水を使わず、素材の持つ水分で作るこだわりのカレーです。
<9>「PIZZA ROTOLO(ピッツァ ロトロ)」マルゲリータ 700円
ナポリピッツァの定番のマルゲリータ。イタリアから輸入した石窯で焼き上げます。飽きのこない人気で毎回でもサポーター様に食べていただけると思います。
<A>「エースキッチン」※C2、E3ゲート付近
セレッソサポーターに人気のエースキッチンがバラエティに富んだグルメと飲み物をご用意します。
(C2ゲート)
・ホットドッグ(ポテト付き) 500円
・炙り豚バラ串 600円
・ジャンボ鶏もも串 600円
・濃厚ソースの焼きそば 500円
・チョコレートチュリトス 500円
・プレミアムミルクバニラソフト 500円
・セレッソポップコーン 500円
(E3ゲート)
・牛ハラミ串 500円
・ハーブフランク 400円
・煮込みカレー 700円
・焼き鳥 300円
・鶏かわ 300円
・ポテト&から揚げ 500円
<B>「SABROSO(サブロッソ)」※G2ゲート付近
・ソーセージコンボ(5種盛り) 500円
・とりから 500円
・ホットドッグ 550円
・モッツァレラチーズスティック 500円
・ベルギーポテト 350円
・牛すじ焼きそば 650円
・チキンスティック 400円
<C>「フットボールダイニング by TSURUSHIN」※G3ゲート付近
・日本ハムセット 800円
・冷たいスープが絶品の初亀の冷やしちゃんこ 500円
<D>「鶴心」※I2ゲート付近
長居名物・鶴心秘伝のからあげ。今回の限定メニューは、バジルの風味とチーズのコクが旨みを引き立てる「バジル&チーズソース」です!
<E>「セレバー by TSURUSHIN」※I2ゲート横
・ドイツソーセージ 500円
・大阪名物ミックスジュース 400円
※売店メニューは完売または予告なく変更の場合があります。
SAKURA SOCIOプライム会員の皆さまへ
SAKURA DIARY

課題の攻撃面は、もう一つ工夫を期待したい
前節の名古屋グランパス戦は、前々節の川崎フロンターレ戦とはまた違う意味で悔しい試合となった。戦術的な両チーム、守備が破綻することはなく、チャンスの数も少ない、野球で言えば、エースが投げ合う投手戦のような締まった展開となったが、最後にエラーを犯したセレッソ大阪が、ホームでの対戦時に続き、名古屋に屈することになった。もっとも、前半に見せたビルドアップ、連続複数失点を4試合で止めた守備、狙いとしていたプレーを出せていた時間帯もあっただけに、過度に悲観する必要はない。ただし、シュート4本に終わった攻撃面については、試合後、ロティーナ監督、選手ともに課題として口にした。
翌日、ここまで19戦無敗でJ3の首位を走るブラウブリッツ秋田に挑んだU-23のプレーに、ヒントもあった。この試合で見せた若き桜の戦士たちのプレーぶりは素晴らしく、これまでアウェイゲーム8試合すべて無失点を誇っていた秋田から2得点を奪い、あと一歩まで追い詰めた。Jデビュー戦でJ初ゴールを決めた2種登録選手、小河詩朋の得点は、ボランチの松本凪生が右サイドの岡澤昂星に当て、再び前に推進力を持って出て行ったことで生まれた。トップチームとしても、戦術的な狙いを持ってしっかりとボールを保持し、試合をコントロールしていく現在のスタイルに加え、相手の守備を打開するために、スピードアップできる局面では、よりギアを上げてゴールに迫る形も増やしていけば、相手に与える脅威は増すはずだ。(文=小田尚史)
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STANDINGS
2020明治安田生命J1リーグ
順位表 (第21節終了時点)
順位 | チーム名 | 勝点 | 勝 | 分 | 負 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 川崎F | 59 | 19 | 2 | 1 |
2 | FC東京 | 44 | 13 | 5 | 6 |
3 | C大阪 | 42 | 13 | 3 | 6 |
4 | G大阪 | 41 | 13 | 2 | 6 |
5 | 名古屋 | 39 | 12 | 3 | 6 |
6 | 横浜FM | 37 | 11 | 4 | 9 |
順位 | チーム名 | 勝点 | 勝 | 分 | 負 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 川崎F | 59 | 19 | 2 | 1 |
2 | FC東京 | 44 | 13 | 5 | 6 |
3 | C大阪 | 42 | 13 | 3 | 6 |
4 | G大阪 | 41 | 13 | 2 | 6 |
5 | 名古屋 | 39 | 12 | 3 | 6 |
6 | 横浜FM | 37 | 11 | 4 | 9 |
7 | 柏 | 36 | 11 | 3 | 7 |
8 | 鹿島 | 36 | 11 | 3 | 8 |
9 | 浦和 | 33 | 10 | 3 | 9 |
10 | 神戸 | 32 | 8 | 8 | 8 |
11 | 広島 | 31 | 9 | 4 | 7 |
12 | 大分 | 28 | 8 | 4 | 10 |
13 | 札幌 | 21 | 5 | 6 | 11 |
14 | 横浜FC | 20 | 6 | 2 | 13 |
15 | 鳥栖 | 18 | 4 | 6 | 10 |
16 | 仙台 | 12 | 2 | 6 | 12 |
17 | 清水 | 12 | 3 | 3 | 16 |
18 | 湘南 | 9 | 2 | 3 | 15 |